歯周基本治療1day

ご依頼された院長のお悩み

新卒のスタッフとベテランの中途採用のスタッフがおり、P治療やメインテナンス、患者指導などの仕方をしっかりと統一していなかったので、ここの技術レベルや患者対応の仕方について少し不安な部分もありました。
院内セミナー(DH向け)を探していた矢先、知り合いの歯科医師の先生が今回のセミナーを受講したというお話を聞いて知りました。
一応ネットにて確認した後、スタッフの希望を確認して依頼しました。

医院の規模

鹿児島市 T歯科医院
歯科衛生士3名

診療中、2台の診療台を研修に使用

ご参加される歯科衛生士の悩み

  • 日々歯周基本治療を行うにあたり、正しい操作でできているのか患者さんに信頼してもらい、患者さんの求めている治療ができているのか不安でした。(シャープニング、SRP、メインテナンス)正しい知識を身に付けた上で患者さんそれぞれの希望、口腔内の状態に応じて適切な治療、対応をとれるようになりたいと思っていました。
  • 技術が足りていないことを自覚していながら、次のステップには行けない自分をとても不満に思っています。(研修内容)予定スケジュールを見た時に自分の知りたかったことばかりでしたので、今日をとても楽しみにしていました。頭の中で描いている通りに技術を発揮できるようになりたいです。
  • 今まで歯科衛生士として学んできたこと、先輩方のマネをしたりしてきた事が正しくできているのかと言う不安な気持ちがあった。超音波スケーラー、SRP、TBIなど、よく詳しく学び患者様に健康的な口腔内を維持してもらいたい。その手助けが出来るように学びたい。

実際に行ったこと

  • 歯周基本知識(歯周疾患の病態と進行・発症原因について)
    • 歯周治療の流れと歯科衛生士の役割(貴医院の流れと歯科衛生士の役割)
      • 歯周基本検査(プロービングとレントゲン写真読影)
        • 歯周基本治療(スケーリング・SRP)
          • メインテナンス(PMTC・エアフロー)

変化について

  • まで不安に思っていたことが解決でき、歯周基本治療を解剖学的な面からも学ぶことができたので、より分かりやすく理解することができました。今後の課題も見つけることができたので、大林先生に教えていただいたことを復習、実践し、今後に繋げていきたいです。ありがとうございました。
  • SRPについて、部位ごとに苦手だと思っていたのですが、今回キュレットの当て方などを教えていただいて基本的な当て方でよかったことが分かりましたので、次回からは難しく考えすぎずにキュレットの当てる場所、挿入角度を意識して積極的に根面にアプローチしていきたいと思います。シャープニングについて、20代の時は先輩がしてくれていたり、新しいものを買ってもらったりと、シャープニングをほとんどすることはなく過ごしてきました。ブランク後に復職してからは、シャープニングをしなければならないのに、どうやったら良いか分からずにシャープニングの本やYouTubeで調べるだけで実践として教えていただける機会に恵まれず試行錯誤で不安でしたので、今回しっかりと学ぶことができてすごく自信につながりました。特に13/14のキュレットのシャープニングはすごく研ぎやすい方法を知ることができてとても嬉しいです。今回の研修で歯科衛生士業務を多岐に渡って教えていただいたことで断片的だった知識が線で繋がってきている実感があります。もっと知りたいと思う気持ちが大きくなりました。とても貴重な研修に参加できたことがとても嬉しいです。ありがとうございました。
  • 今まで自分が考えてきた事以外の発見があった。SRPの時に歯根の形態と考えていなかったなと気付いた。歯科衛生士業務を一から学び直す必要があると思った。

院長の感想

  • 院内セミナーであること⇒セミナーに出向く場合の移動費や、多人数のセミナーよりも少人数の方が密度の濃いセミナーを受けられると思ったため
  • 自院の道具を使用してのセミナーのため、次の日からすぐに実践できると思ったため
  • 講師の先生に色々と質問しやすいと思ったため

日々の診療で行う治療の知識や技術の基本を自院の器具、環境で教えていただけてとても良かったです。また、セミナー後、スタッフ同士で話し合い、技術や知識の確認をしたり、実際に行ってみての新たな疑問も出てきました。スタッフの今後のステップアップにつながると思います。

自分の歯科医院をズバッと客観視し、何が良いか何が良くないか明確にしスタッフが成長できるためのヒントをいろんな角度からお伝えいたします!

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