歯周治療ベーシック編2日間
ご依頼された先生の思い
- 歯科医療の楽しさに気づいてほしい
- 指示待ちではなく自主的に動けるようになって欲しい
- 医療人として常に向上心を持って努力してほしい
- 他のスタッフと助け合いながら仕事を楽しんでほしい
- 休診の増、給料の増以外の要望がないのが残念であった
- 医療者としての自覚をもう少し持ってもらいたい(スキルアップするための努力、勉強などを進んでする)
- 仕事を楽しめるようになって欲しい(効率的な方法を考えて実行するなど)
- ミスや失敗を共有してお互いに高め合ってもらいたい
- 個々が考え自ら動いてくれればさらに医院へプラスになると考えていました。治療の準備に関しても器具が完全に揃っていないことが多くバタつくため道具を落としたり、取りに走ったり落ち着きのない医院となっていました。個々のキャラクターは申し分ないのですが、リーダーとなる人が不在でありスタッフ間の統一がとれていない状況です。自費の説明も積極的に進めて欲しいと思います。歯周疾患に関して自分が治せると自分が何とか改善してあげたいなどの意欲もなく、何となくスケーリング、SPTを行っているような気がしています。
受講するスタッフの気持ち
- 痛みなくP処ができ、しっかりとPが治せるようになりたい。患者さんから「この人になら任せられる」と思われるようなDHになりたいと思っていました。
- 歯周病が歯ぐきの病気とは知っていたけど、そんなに重大な病気ではないんだろうなと思っていました。
- 実際に毎日の歯周治療に関しては職人状態で、入社したてのDHスタッフに比べると知識が足りていないと自分でも思っていました。
- 歯周病の事を分かっているようで実際に聞かれた時、言われた時など言葉に詰まることもあり、間違って答えてはいないのか不安がありました。PTCやPMTCも実際自分のやり方、動かし方など基本的なことが出来ているのか分かりませんでした。
- 実際にスケーリング等、私は施術することはありませんが、≪痛い≫という患者さんは『どれが(具体的に)痛い、もしくは不快感を感じるのだろう?』と思っていました。
- 私はDAでP検やSCをしないので、患者さんの口の中を見ても重度の人しか分からなかったので、歯周病になりそうな人にもきちんと説明できるようになりたいと思っていました。
- 数値が深いポケットは治るのか?ポケットが深い人への説明の仕方が分からない。SRPの説明の仕方が分からない。SRPが続く場合のモチベーションの保ち方が分からない。
- プロービング、PMTC、SCなど「このやり方であっているのか?!」と思う時があります。特にSCについてうまくできているか不安でした。
医院の規模
鹿児島市 中央ビル歯科クリニック様・田島歯科医院様 合同研修
歯科医師:2名 歯科衛生士:6名 歯科助手・受付:3名
ご提案内容
歯周治療を基盤とした歯科衛生士の研修
歯科医療従事者へ向けたコミュニケーションスキル
実際に行ったこと
1日目
- 歯周基礎知識
- 歯周基本検査
- プロービング
- 超音波スケーラー
1
2日目
- 前回の振り返り
- 歯周治療の流れと歯科衛生士の役割
- SRP
- メインテナンス(PMTC)
2
変化について
- 実際に相互実習をしながら先生に教えていただいたのですが、SCが前より上手くなっていると言ってくださって本当に嬉しかったです。PMTCの仕方やプロービング、SCの仕方を教えてくださったので、さらに成長できるように頑張っていこうと思います。
- 歯周ポケットの深さは深ければすべて同じように歯周病なのだと思っていました。同じ5㎜でも問題ないポケットなのか、そうでないのかを知れたことが一番勉強になりました。P検の数値だけを見て判断してはいけないことが分かったので、セカンドコンサルで説明する時はそこまできちんと把握しておかねばならないと思いました。
- 歯周病の事をまた少し覚えることが出来たので、患者さんに分かりやすく理解してもらえるように説明していきたいと思いました。P検の表を見てPTCをして患者さんにおすすめな歯磨き粉を提供していきたいです。
- 実技の実習では、患者さん役としてスケーリングなどを実際に体験させてもらいました。ミラーでの排除と指での排除の違いが一番驚きでした。指の時は優しい感じで痛いと思うことはありませんでした。私はミラーも特に気にならない方ですが、歯に触れたりするとカチャカチャ言うので聴覚優位の方は気になるかなと気づきを得ました。
- 歯周病とは、原点の所から学び直し、ずっと前に習ったことを再度学ぶことで間違った知識や認識を正しく理解することが出来ました。患者さまへの日々投げかけられる質問などもよく今までも言われてきた言葉で、一番良い答え方などを教えていただき、とても役立つことばかりでした。
院長の感想
- 実際にスタッフ税院で研修に行くとなると時間的、経済的にも負担が大きいが、訪問型ではその点助かりました。普段の仕事場での実習は、そのまま取り入れられる為、受け入れが良いです。
- 以前よりスタッフ同士のコミュニケーションが良くなっているようです。
- 医師からの指示への反応が良くなりました。
- 以前より各自がやるべきことを見つけようとしていると感じます。
- 自主的にトレーニングをしている姿が見られるようになった。意欲的に患者さんに対して接しているように思えた。
- ケアの個別性ができてきているように思えた。
- 笑顔が増えて、意見交換も良くできてきた。
- またセミナーを受けたいと申し出があった。
- 2回に及ぶセミナーありがとうございました。同じ歯科衛生士の先輩からのセミナーでスタッフには共感できる部分がたくさんあったのだと思います。モデルとなる歯科衛生士がいなかったためスタッフにとっては初めてモデルになる方に出会えたのではないでしょうか。私もとても勉強になりました。ありがとうございました。
- スタッフのモチベーションが向上し、歯周治療に対してお互いの意見が出るようになりました。歯ブラシを処方する、歯磨剤を処方するという感覚が少し芽生えてきたように思います。2回のセミナーですべてを伝えきることは難しいと思います。今後もこの関係を継続し、当院スタッフのオーベンとなっていただければと思っています。
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